こんにちは!
超情報技術研究所、甲斐由直です。
今回は、世界をシステムとみなしたときに、人間の情報処理の機能について研究していきたいと思います。
もくじ
宇宙システム
この宇宙は、巨大な情報処理システムと考えることができます。
システムというのは入力があって出力があるものですが、過去の前提があって、それをシステムが処理すると、未来の結果があるということですね。
例えば、コーチングで未来のゴールを設定するというのは、結果を先に決めて、処理を書き換えるということです。
人間も一つのシステムで、他人の出力が自分の入力となり、自分の出力も他人の入力となって、影響を与えあっているわけです。
人間の細胞一つ一つもシステムですし、人間集団も大きな一つのシステムなんですね。
そのように、たくさんのシステムが集まって、一つの巨大な宇宙というシステムを作っているという考え方です。
システムに沿うのに思考は向かない
実は、すでに存在しているシステムをうまく使うのに、人間の思考は絶望的に向いてないんです。
ここで言う思考は、論理的な考えとか、言語的な処理ですね。
思考を使うとシステムの流れを止めちゃうんですよね。
感情的、本能的な行動は、入力に反応するという意味でシステムに則ったものなのです。
これらの原始的なシステムの働きを止めるのが思考の役割なんです。
これは良かれ悪しかれなのですが、いろいろ考えちゃう人はタイミングよく行動できなかったりするんですね。
システムをうまく使うには、余計なことをしない、無為自然、身体に任せる、といった感覚が良いわけです。
システムは、自然に扱えばシステム通りに動いて結果を出すものだからです。
そんなわけで、ビジネスの(そして実は神秘行の)成功者は、あまり思考優位ではないんですよね。
人間の思考はシステムを作るのに使う
では、人間の思考は何に向いているのでしょうか?
それはズバリ、システムを作ることです。
思考がシステムを止めるのは、システムのメンテナンスをするためなんですね。
そして、必要に応じてシステムの働きを書き換えることができます。
怒って反射的に何か言いそうになったとき、一呼吸置くというテクニックがあったりしますが、これもシステムの一時的な書き換えなんですね。
そして宇宙が巨大なシステムであるならば、システムを作ることは天地創造、すなわち神の働きとも言えます。
「はじめに言葉ありき、言葉は神であった」という聖書の冒頭の句がまさにそれを現していると言えます。
また、「考える」という言葉は、言霊的には「神迎える」と考えられるのもそういうことなんですね。
というわけで、理想の結果になるようにシステムをよく考えてデザインし、出来たシステムにお任せしていく、というのが良い結果を生む運用となります。
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