甲斐です。
前回は、ハビットの書き換えで行動のブレーキを外すという話をしました。
ここでちょっと運動科学の話に視点を変えてみましょうか。
運動科学では、達人と普通の人では基本的な運動構造が違っているという考えがありまして、すごく簡単に言えば、達人は止まっていることがないんですね。
外からは止まっているように見えても、実は微妙に動き続けているということです。
動き続けているからこそ動き出しに力みがない、滑らかに努力感なく動き出す、というのが達人の動きなのです。
物理的な身体のありようと精神的な心のありようは相関関係がありますから、達人のありようを身につければ行動できる人間になるということなんです。
これは安定することがないということでもあります。
コーチングの鉄則である、現状をコンフォートゾーンにしない、ということですね。
このように心と身体の両面を統合した視点からアプローチしていくのがKAIコーチングの基本的な考え方です。