三戦の腕の操作

甲斐です。

最近、空手を稽古しているというか、身体遣いの稽古として空手の動作を稽古しているというか、ともかくそういう稽古をしています。

身体操作としては、重心の直接操作(フリーフルクラム)を前提としたナイハンチみたいな型が好きなのですが、あえて真逆に近い雰囲気のサンチンを稽古しています。

テーマとしては胸骨操作ですね。

ベストという肩まわりの身体意識があるのですが、これが実はルビンの壺のように意識を反転することで、胸骨操作の身体意識となるということが最近の発見です。

そしてこの辺りの胸骨、肋骨がずれて動くには、無駄な力を徹底的に抜かないといけない、そのためには意識状態も眠れるぐらいのリラックスが必要になってきます。

眠れるぐらいのリラックスを保ちながら、そして保てるだけの小さな力で動かすと、肋骨の変形運動が起こり、結果的に肩の可動域が広がります。

そしてここから先は動かそうともしないんですね。

胸骨を動かした結果、肋骨が動き、その結果として、肩甲骨が動き、その結果として、と連動して、肩、肘、手と動いてしまう、というのが理想の動きとなってきます。

このくらいの課題があると、なかなか難しくて鍛錬になります。