宮本武蔵の言う「観の目」を身につけるトレーニング

こんにちは!

超情報技術研究所、甲斐由直です。

今回は、リバース武蔵と観の目の関係性について研究していきます。

観の目とは

観の目は宮本武蔵の『五輪書』にある言葉です。

見の目と観の目という対比のされかたをしているので、その対立軸を考えるとわかりやすいでしょう。

たとえば、立ち会いのときに、相手の剣に集中して見るのが見の目で、相手のからだ全体や、周囲の地形なども見ている状態が観の目ですね。

今風に言えば、中心視野でものを見るのが見の目、周辺視野で見るのが観の目です。

そして、観の目は視野が広いということで、抽象度の高いものの見方とも言えますね。

抽象度の高い視点といったことを、観念論ではなく、具体的な目の身体操作としてやっているのがやはり実戦の時代の人の言葉という感じがしますね。

リバース武蔵と

リバース武蔵は高岡先生が提唱する身体意識の一つです。

相手の攻撃意識に反応して、自分も前に出るという自動反撃機能のようなものが強調されていますが、それだけではないんですよね。

宮本武蔵の特徴的な身体意識なので当たり前ですが、観の目とも大きく関係しているようです。

リバース武蔵を強く意識すると、周辺視野が活性化し、焦点も適当になってくる感覚があります。

この認識の感覚の変化はなかなか面白いですが、文章で伝えるのは難しいですね。

昔の身体意識の分析によると、五輪書の観の目という概念の身体意識には2重のパラボラという身体意識が書かれていました。

パラボラは周辺の情報をキャッチするレーダーみたいな身体意識ですが、リバース武蔵の形状は、観の目の背中側にあるパラボラに似ています。

このパラボラも視覚に影響を与えるそうですが、似たような身体意識であるリバース武蔵も視覚に作用するということなんでしょうね。

このリバース武蔵の具体的なトレーニング方法については『丹田・肚・スタマック』高岡英夫著を読んでいただけると良いかなと思います。

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