甲斐です。
今回はゴール設定の後の話です。
ゴールを設定すれば当然のようにゴールに向かう行動をするようになるものです。
ゴールから逆算して行動を決定するのは、抽象度のトップから具体性を加えていく考え方で、トップダウン方式と呼ばれますね。
数学では演繹法と呼ばれます。
抽象度を下がるとはいえ、実はこれも結構な計算が必要なんですよね。
つまり、ゴールへ向かう道筋が見えず、いろいろ考えるんだけど行動しないという現象が起こりうるわけですね。
そこでこの逆向きのアプローチを用意しておくと便利です。
まず行動しちゃうということですね。
行動してみて、その結果を見ながら修正していくわけです。
これは抽象度の下から上がっていくので、ボトムアップ方式となります。
数学では帰納法ですね。
とりあえず行動してみた時に、チェックすべきことは大きく2点あります。
一つ目は、思った通りに行動したのかですね。
行動には上手い下手が当然ありますので、下手だったら上手く出来るようにしていきます。
これは上達論の領域ですね。
また行動の量が足りなければどうすれば量を稼げるのか、あるいは質を上げてカバーできないか検討していく、といった具合です。
このへんは時間管理とかの話です。
もう一つの視点は、ゴールに近づいているのかどうかですね。
近づいているのであれば、その行動は継続でOKで、精度を上げていけば良いわけです。
近づいていなければ、別の行動を試す必要があります。
これもまずはやってみるということですね。
このように、ベストではなくてもゴールへ向かう行動をとり続けることで、経験や知識が深まり、トップダウン方式の考えもスムーズに出来るようになってきます。
また、逆にゴール自体が更新されることもありますね。