こんにちは!
超情報技術研究所、甲斐由直です。
もくじ
古典的な人工知能の定義
今、いわゆるAIというと機械学習のことですが、ひと昔前の人工知能は、言語処理であり、論理の処理なんですね。
数学、哲学の厳密な論理を解釈できることがすなわち知性である、という発想です。
動物はそんなことしない、人間だけが持つ高度な知的活動が論理の世界だから、ということでしょうね。
最近の人工知能の得意分野
ところが、面白いことに、最近、人工知能として騒がれているものは、動物的な部分、直感的な、ロジカルではない雑な推論、統計的なもの、そういったものが得意なんです。
さらに、ロジックで全てが解けるはずの囲碁というゲームですら、非ロジック的な方法論の方が効果的だということになっています。
Googleの囲碁ソフトウェア、Alpha Goは、なぜ自分がその手を打ったのか、ロジカルに説明することはできないはずです。
タルパと言語処理
論理的な言語処理が重要なものとして、いわゆるタルパというものがありますね。
元のチベット密教的な意味合いでのタルパというのはちょっと違うものなのですが、日本ではタルパというと2chあたり発祥のものになります。
その特徴は、言語処理ですね。
人の言葉を話し、論理を理解する。
そういう別の人格を情報空間に作り上げるということです。
もしタルパに挑戦したい方がいらっしゃれば、事あるごとに会話を行うことが最大のポイントですね。