動きの中でインナーマッスルを鍛える『1カ月でカラダが変わる! 内発動ストレッチ&トレーニング』川嶋佑著レビュー

こんにちは!

超情報技術研究所、甲斐由直です。

今回は、相対軸の川嶋佑さんの『1カ月でカラダが変わる! 内発動ストレッチ&トレーニング』を元に、インナーマッスルトレーニングについて研究したいと思います。

内発動というコンセプト

相対軸』は、内容は面白かったのですが、タイトルの相対軸という名前が、何がどう相対なのかよくわからず、個人的にはかなり気になっていました。

今回の『内発動ストレッチ&トレーニング』では内発動というコンセプトで、今度は名前と意味がそれなりにマッチしていたと思います。

それなりに、というのは、普通に内発動という言葉を捉えると、身体の内側から動くという意味に聞こえると思うんです。

それはそうなんですが、実は、手足が主導して、体幹の動きを導くという逆転した構造になっているんですよね。

これはかなり面白いところです。

スピード系インナーマッスルトレーニング

名前はさておき、内容も面白いですね。

スピード系のインナーマッスルトレーニングと言って良いと思います。

手足の動きを利用して、インナーマッスルを刺激して、体幹の動きを引き出す感じですね。

伸張性収縮というんですが、筋肉が伸ばされながら収縮するという、ちょっと何言ってるかわからない使い方を自然にできるようになっているのがポイントです。

伸張性収縮を使えると、爆発的な筋力発揮が可能なので、思ったよりパワーが出るようになります。

また、ゆるめる効果もあるので身体にも良さそうです。

順導と逆導

もう一つ『内発動ストレッチ&トレーニング』の良いところを書いておくと、メニューもシンプルにまとまっていることですね。

おそらくかなり取り組みやすいはずです。

興味深いのは、メニューが必ず2つの動きがセットになっていることです。

手足の動きと体幹が同じ方向に動く動きと、逆に動く動きですね。

手足と体幹が同じ動きを順導、逆を逆導と呼ぶこともありますね。

順導は重い技、逆導は素早く連続動作にしやすいなどの特徴があります。

これを両方セットでトレーニングしていくので、バランスがよく稽古できると思います。

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