こんにちは!
超情報技術研究所、甲斐由直です。
ゆる体操に足ネバネバ歩きという体操があるのですが、このような粘りの感覚は、古代日本の生命の根源的な感覚に通じていることがわかってきたので、今回はその研究をしていきます。
もくじ
マナイズム:最古の信仰
マナイズムという言葉があります。
メラネシアのマナ信仰から来ている言葉ですが、人類学では、あらゆる生命が持っている力への信仰を指しています。
マナももちろんそうですが、インドのプラーナ、中国の気、エーテル、スピリトゥスなど、いろいろな名前で世界中にありますね。
そのようなことから、最も古い信仰の一つと言われています。
ムスビ:古代日本の気の感覚
もちろん古代日本にもマナイズムがあるんですね。
日本は万物に神が宿っている思想なので、当然マナイズム的であるのです。
しかし、中国由来の気という言葉が使われすぎていて、大和言葉でマナをなんと言うのかしばらくわかりませんでした。
で、ちょっと意外なんですが、ムスビという言葉がマナをあらわす言葉なんです。
ムスビというと、何かと何かを結びつける、同調共鳴作用をあらわしているように思えるじゃないですか。
もちろん同調共鳴の意味もあるのですが、それはムスビの力の一つなんですね。
ムスは、「コケむす」と言うように原初的な生命が生まれて広がり、岩のようなものにもコケのような原始的な生命がくっつくイメージです。
ヒは、日、光、火、霊で、触れないけど存在するパワーみたいな意味合いです。
ムスビを産霊と書く意味もわかりますね。
ムスビは粘りの感覚
ゆる体操、足ネバネバ歩きの粘りの感覚は、まさにムスビの感覚と言えると思います。
粘りというのはモノとモノとの関係性の感覚なんですね。
ツルツルしていたら、お互いに影響が与えられないんです。
粘ることで運動エネルギーの交換が起こります。
人体には粘膜というものがありますが、これも物質の交換をしているわけですね。
このさまざまなモノの交換、入出力というのが典型的な生命活動の基本なんです。
硬い皮膚よりも粘膜の方がなんとなく生命感が強いのもこのためですね。
足ネバネバ歩きでは、この生命感、粘りの感覚を感じながら動くことで、生命力を活性化することができるわけですね。
気功やエネルギーヒーリング的なものでも、この粘りの感覚である、ムスビを基本に置くと良いですね。
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