こんにちは
超情報技術研究所の甲斐由直です
甲斐はYouTubeでいろいろと動画を発信していますが、実はそのBGMは自分で作っていたりするんですよ
そんなわけで、音楽のパフォーマンスと意識状態の関係性について書かれた『エフォートレス・マスタリー ~あなたの内なる音楽を解放する~』(ケニー・ワーナー著)を読みましたので、今日はそのレビューをしていきます
読んでいただければ、エフォートレス・マスタリーの本質がわかると思います
もくじ
最高のパフォーマンスを魂から
エフォートレス・マスタリーの本質は、魂から演奏すれば最高のパフォーマンスになるという話です
ここで魂というのは、無意識レベルの根源的な欲求というような意味で捉えていただいて良いと思います
で、音楽の訓練をしていくことによって、魂から演奏するということが抑圧されてしまっているんですよね
それって、現代人が、文化的な社会に合わせるために魂が抑圧されているのと全く同じ構図なんですよ
なので、この本は誰にでも当てはまる内容なんです
というわけで、3つほど本書の記憶に残ったところをご紹介しますね
魂を解放するには全肯定しかない
結局、全肯定なんですよね
愛、と言っても良いです
全肯定を音楽の演奏で言えば「間違い」を肯定することなんです
間違いを恐れることで、どうやったら間違えないかという意識で演奏することになり、本来の魂からくる音楽が止まっちゃうんです
だから、間違ってもよい、あるいは間違いなんかない、というところで演奏することで、魂が解放されてくるんですね
そして、魂からの演奏をすることで、それを聴いた人たちの魂に響く音楽になるわけです
そうやって、リスナーの魂を解放していくことはヒーリングでもあって、そう考えると音楽家はヒーラーでもあるんですね
楽=エフォートレスを追求する
この全肯定の感覚が、楽=エフォートレスなんですね
エフォートレスは、effort(努力)がless(ない)です
で、音楽の場合、楽に演奏することを追求することを身体的なレベルでできるんですよ
いかに楽に音を出すかということですね
からだとこころはつながっていますから、この身体的に楽に音を出す訓練が、いわば悟りのような全肯定という境地にいく足がかりになるんです
一足飛びにこころを変えることは難しいかもしれませんが、音楽を通じて、そういう境地に近づけるんです
そう考えると、プロにならなくても、音楽をやる価値はあるんじゃないかと思います
3つの要素
楽に演奏するだけだと、音楽の技術を高めるということにはなかなか至らないと思います
そこで、3つの要素を加えていくことで技術を高めていくことができるようになります
速度、精確さ、全体性ですね
楽さだけは失わないようにしつつ、3つの要素のどれか、あるいは組み合わせを練習していくんですね
楽さをキープしつつ、テンポを上げて適当に弾いてみるとか
楽さをキープしつつ、1小節だけゆっくり精確に弾いてみるとか
楽さをキープしつつ、一曲通して弾いてみるとか
そういう練習をしていくと良いようです
魂を解放してみる
というわけで『エフォートレス・マスタリー ~あなたの内なる音楽を解放する~』のエッセンスである、魂から演奏することで最高のパフォーマンスになることをご紹介してきました
というわけで、音楽である必要はありませんが、とにかく楽に、魂を解放して何かをやってみると良いのではないかなと思います