こんにちは!
超情報技術研究所、甲斐由直です。
今回は、中次合気と言われる現象について研究していきます。
もくじ
合気の3様態
高岡英夫先生の理論では、合気には3つの様相があるとされています。
それを低次合気、中次合気、高次合気と言います。
低次合気は凡人同士の合気です。
凡人同士がベクトルを外したり、力を抜いたり、下半身から力を伝えたりといった技術を駆使して技をかけるものですね。
逆の高次合気は達人同士の合気で、これはなかなか現代では見られないものですね。
そして、中次合気がおそらく今の合気の最高形態のようなもので、凡人を達人が手玉に取るようなものですね。
中次合気を成立させるには
この中次合気を、ゆるエクササイズの講座で、できる範囲でですがやることがあります。
中次合気はその状態、つまり達人と凡人という関係性ですね、それになってしまえば、適当に動いても相手がひっくり返るし、好きなように相手をコントロールできちゃうんですね。
ここで関係と言っているのが意外と重要なポイントです。
達人って個人が努力して達人になるように思えますが、実は他人や環境との関係の中で達人になるんですよね。
それはさておき、問題はどうやってその状態をつくるのかということです。
これには複数の条件が重なりあっています。
もちろんラポール的な同調現象も関係があるのですが、それだけで身体的に大きなインパクトは与えられないんです。
ゆるんでゴールを設定する
今わかっていることを大雑把に言えば、ゆるんでゴールを設定することは大事かなと思います。
まずゆるむことが大切で、ゆるんだ関係で接触することで、ある程度の合気が成立することがあります。
脱力して立っていられなくなるような感じですね。
そこにゴールを設定することで、より技として形が整い、切れ味が出てくる感じです。
逆に、ゴールを設定するだけでは動き出さないんですね。
ゆるんでゴールを設定するから勝手に動き出すんです。
この辺はコーチングと同じでしょう。
合気では相手も巻き込んでゴールを共有し共にゆるんでそこへ向かうわけです。
神道では産霊(むすび)といいますが、異なる存在が一つのシステムに統合されるわけです。
この産霊を作り出すにはどうすればよいかというところが実は結構謎なんですが、稽古しているといつの間にかできている感じです。
この辺は要研究ですね。
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