ラインを伸ばす

甲斐です。

アナトミートレインという理論を最近知りました。

人間の筋肉は、個別にではなく、複数の筋肉を連動させて使うものだという考え方ですね。

連動させるラインが10種類ほどあり、経絡などにも似ているのですが、一応解剖学的な裏付けがあるようです。

使い方はいろいろ考えられますが、やはり全身をゆるめるために使うというのが基本でしょう。

ゆるめるにはラインを伸ばすことですね。

伸ばす時に、一箇所にテンションが集中しないように、均等に、一様に、伸ばしていくことが大事です。

均等に、一様に伸ばすことができれば、大きな動作で伸ばす必要はなく、ちょっとした動きでも繋がって伸びれば良いですね。

この伸ばし方を普段の生活の中にも応用するのにも向いていると思っていて、生活動作全般をラインを伸ばすという考え方を取り入れることで、普通の生活、行住坐臥を稽古にしていく、ということが可能かなと思います。

ところで、スポーツ的な考えだと、ラインを縮めるという考え方の方が普通、あるいは主流かと思いますが、伸ばす方を中心に置いてゆるめる稽古をした方が快適な生活がおくれるのではないかと思います。