宮本武蔵の『五輪書』を読んでも本当のことは理解できません

こんにちは!

超情報技術研究所、甲斐由直です。

この間、五輪書の現代語訳というか、ネットスラングのようなもので書かれたブログを見つけて少し読んだのですが、なかなか良く出来ていて面白かったです。
そこで今日は、五輪書を研究していきます。

宮本武蔵が書き残した五輪書とは

五輪書は、宮本武蔵の武術書です。

文字通りの真剣勝負を何度となくやって、生き残ってきた宮本武蔵ですが、勝負の世界では剣の極意には達しなかったようです。

そして、勝負を離れて修行を重ね、ようやくつかんだ極意を晩年に書き残したのが五輪書ですね。

この剣の極意が、あらゆることに通じるということで、現代ではビジネス書としても世界的に広く読まれています。

実践しなければわからない

ビジネス書としても読める五輪書ですが、実際に剣を使わない人にはわからないことも多いんですよね。

五輪書にも、剣術の修行で道をつかんだから、大軍での戦の仕方がわかるということが書いてあります。

さまざまなことへの応用は、本当は結果でしかないんですよね。

結果としてのノウハウは、部分的に役に立つかも知れませんが、その根本である剣の理がわからないと、宮本武蔵が到達した道にはたどり着かないのです。

太刀にかわる身

具体的な剣の話になりますが、太刀にかわる身という極意があります。

これはからだが先行して剣が遅れてくることで、速度や威力に優れた打ちになるという話です。

いわゆるテイクバックの動きを、剣を引くのではなく、からだが前に出ることで行っているんですね。

しかしこれを、からだが先なのかーと理解して、からだ→剣と順番に動かすのは、全然違うんですよ。

だから意識的に段取りを組んでやるわけではないんです。

自然体の必要性

では、からだと剣が理想的に替わるには、なにが必要かという一例をあげると、自然体ですね。

自然体もいろいろ定義できそうですが、からだにとどこおりがない状態であるとしておきましょう。

とどこおりがないから、相手の剣にからだをさらして前に出ることができ、とどこおりがないから、からだと剣がスムースに半自動的に入れ替わるわけですね。

これを結果だけとらえて、自然体が大事なんだなと理解することはできます。

しかし、結局、体を動かさないとわからないんですよね。

自然体の体感をつかんで、その感覚をさまざまな日常に応用するということをしていかないと、あまり意味がないんですよね。

ということで、五輪書に限りませんが、なにごともぜひ実践をしてみると良いと思います。

コーチングも受けなきゃわかんないですよ。

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