甲斐です。
10月のこのブログはPVは横ばいですがUUは増加傾向ということで、徐々にコンテンツの量が効き始めているのかなというところです。
最頻出の検索語句は「突き 連結 重み 拳」でした。
かなり特徴的なので、おそらく同じ人が複数回検索しているのでしょう。
そして打撃格闘技の人なんでしょうね。
拳に重みを乗せるというのは言葉では良く聞くかと思いますが、実際どうするのかはわかりづらいものです。
そして、突きのモーションに重みを乗せるというのは、例えば手刀や鉄槌などと比べると、実は格段に難しいんですよ。
なのにほとんどの格闘技の基本技になっているところが興味深いですよね。
というのは、突きに見られる直線運動が人体構造上、不自然な、作られた運動なので、いわば脳の前頭前野の介入が起こるんです。
前頭前野は人間のあらゆる機能に介入できるのですが、これは非常スイッチのようなもので、自然で自由な動きは阻害してしまうんですね。
と、いうわけで、突きも少し曲線的な、落としてすくい上げるような突き、あるいは、跳ね上げて出すような突きを稽古すると重みは作りやすいかと思います。
そこから実戦的には余計な動きを削ぎ落として直線に近づけるという手順が良いのではないでしょうか。
おそらくシビアな格闘技の世界で重みの効いた突きを使えるようにするには、このような稽古が必要なのではないかなと思いますね。