ギバーという洗脳

こんにちは!

超情報技術研究所、甲斐由直です。

今回は、アダム・グラントの『GIVE & TAKE』に出てくるギバーという言葉と、洗脳の危険性について研究していきます。

ギバーとは?

ギバーというのはアダム・グラントの『GIVE & TAKE』に出てくる言葉です。

他人の役に立つことを目的として行動する人がギバーですね。

他に、自分の利益を最大化することを目指すテイカー、自他の利益のバランスを取ろうとするマッチャーがいます。

ともかく、日本語で言えば利他的な人というのがギバーですね。

そして、短期的な利益はさておき、長期的な成功者が多いのはギバーだと言われています。

ちなみに、人間を含めた動物の細胞なんかも、細胞内の組織の大半は他の細胞と通信するためだったりします。

なので、生命というものがそもそもギバー的な行動をするのが自然なのかも知れませんね。

ギバーの影響力

ギバーであることで、多くの人々に影響を与えるのは直感的に理解できるかと思います。

普通に考えると、自分のことしか考えていない人の言うことは聞きたくないですからね。

まぁ実際はそんなにわかりやすいわけではなくて、テイカーも自己の利益のためにギバーのように振る舞うことがあるわけですね。

しかし、テイカーはどこかで回収しにくるわけですから、長期的に見たときにギバーに軍配が上がるというわけですね。

支配の道具にされるギバー

そんな素晴らしいギバーの特性ですが、利他性も二面性を持っているというか、2つの起源があるように思えます。

それは支配者の論理です。

支配者が被支配者に道徳のような形で利他性を植え付けているのではないかということですね。

ギバーであることは良いことですよ、と大衆を洗脳しているわけですね。

それによって、支配者のために尽くすようになってしまうんです。

これが極まっていくと、被支配者同士がお互いに監視しあい、支配の道具としての利他性を強化してしまうということが起こってしまうんですね。

ギバーとして生きることはもちろん良いのですが、それがどこから来ているのか、自分の本心から発しているのか、それを確認することが大事かなと思います。

特に、ギバーでない他人を感情的に批判したくなったらそれは洗脳かも知れないですね。

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