3つの階層から印(ムドラー)を理解する

こんにちは!

超情報技術研究所、甲斐由直です。

印、ムドラーには複合的な意味合い、機能があります。今回は、その辺りの解説です。

印とは?

ここで印というのは、密教などで、いろいろな手を組むやり方です。

九字護身法なんかが有名ですよね。

臨兵闘者皆陣烈在前!と言いながら印を組み替えるアレです。

こういうやつです

ヨガではムドラーと言ったり、神道ではチギリと言う場合がありますね。

身体の階層での印の機能

この印というものは、なかなか面白くて、多層的な機能を持っています。

第1は、身体の階層での機能です。

手の形そのものに物理的な意味合いがあるということですね。

ピアノを弾く人はボケないなんていう話がありますよね。

手は脳の支配領域が大きいので、手を訓練することが脳を訓練することにかなりダイレクトに繋がるんですね。

そのため、印を組むことで脳が活性化するわけですね。

そして、手の部位と、脳の部位が対応しているわけですから、印の組み方で脳に特定の刺激を加えることができるということです。

トリガーとしての印

第2はトリガーですね。

印には意味があります。

密教ですと、不動明王の印のように、仏さまに対応する印がありますね。

印を組む行為と意味をセットにすることで、不動明王なら不動明王を、手を組むことで思い出すわけです。

そして、普段の修行で不動明王をイメージしながら印を組んでいるとするならば、その修行をしているときの意識状態に入ることができるというわけですね。

同じ印の形で意味の違う印もありますが、その場合、術者がどの印なのか意図することで、同じ形でも別の効果を発揮することができます。

集合的無意識につながる印

第3に集合的無意識につながる意味があります。

単純なトリガーの場合、人それぞれ、それぞれの印が存在することになります。

自分の印を作って使うことに問題はありませんが、それ以上のことがあるんです。

つまり、何の意味も知らずに印を組んで機能してしまう場合があるんです。

設定した覚えのないトリガーが機能してしまうということですね。

実は、先人たちが同じ印を同じ意味で使い続けることで、長い時間をかけて情報場が作り上げられているんです。

その情報場を共有している人、つまりそのコミュニティのメンバーなら使えてしまうんです。

だいたいの日本人が神社に神聖性を感じるのもそういうことです。

というわけで、こういった印で使えるものを探していくということが結構面白いわけですね。

超情報技術研究所では、こころの書き換えで、印に情報を書き込むことも行っています。

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