こんにちは!
超情報技術研究所、甲斐由直です。
抽象度の議論というのがありまして、抽象度は高ければ高いほど良い派と、ほどほどの高さが良い派というのがあります。
これ、一見矛盾していますが、どちらが正しいのでしょうか?
もくじ
とりあえず抽象度とは?
要するに視点の高さのことと考えて良いと思います。
ものごとをどこまで俯瞰して見れるかということですね。
抽象度について、抽象度低めで解説した記事もあるので、必要であればこちらもどうぞ。
たまに見かける抽象度論争
こころ界隈で、たまに議題に上がるのは、抽象度の高さのコントロールです。
抽象度が高ければ高いほど良いという人と、適切な抽象度が必要だという人がいるわけですね。
下手するとケンカしてたりします。
そして、甲斐はどちらの言い分も理解できるほど抽象度が高いのです(笑)
基本的に矛盾が見えるのは抽象度が低く、共通点が見えるのが抽象度が高いと考えて良いですね。
一応、上のラジオ動画でその辺りは解説していますが、いずれの立場であっても、抽象度のコントロールの技術は持っていた方が良いですね。
帰納法と演繹法は抽象度の上下
中学校の数学で帰納法と演繹法というのを習ったと思うのですが、覚えていますか?
たくさんのデータなどから公式を導き出す、みたいな話が帰納法ですね。
一方、公式を当てはめて、計算するのが演繹法です。
抽象度を上げる作業というのは、この帰納法で公式を作り出す、みたいな話なんですよ。
だから、抽象度を上げるのはとっても大変なんです。
しかし、誰かが考えた公式を教えてもらい、それに沿って計算する演繹法は、比較的カンタンですよね。
もちろん、計算する時間は必要ですが、公式を導き出すよりは圧倒的に楽チンです。
こちらが、抽象度を下げる作業です。
ところで、この演繹法の計算、抽象度が高ければ高いほど大変なんですね。
難しい公式の計算って間違えちゃったり、そもそも公式の意味がわかんなかったりするじゃないですか。
これって、悟ったような人の話を聞くとなんとなくわかったようで、わかんない、みたいな話に近いんですよ。
身の丈に合わないところが出てくるということです。
これが抽象度議論の正体の一つです。
ということは、計算能力を磨けば高い抽象度から力を発揮できるようになるわけです。
そのためのトレーニングとして、抽象度の階段を上がったり下りたりをするわけです。
瞑想でやることもそういうことなんですね。
超情報技術研究所のこころの書き換えでも、抽象度の高い視点の体感を得られるようなものがありますので、よかったら試してみてください。
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