甲斐です。
悪口を言うコーチは偽物!という批判を博士がしていましたね。
コーチングはエフィカシーを上げるのが仕事ですから、悪口のようにエフィカシーを下げる行為はコーチングとは真逆です。
では、その批判はどうなのかということが少し気になったので、ちょっと考えてみましょう。
まず、批判と悪口はどう違うのか?
最大の違いはロジックがあるかどうか、根拠があるかどうかですね。
ディベート的なロジックがしっかりあるのが望ましいですが、少なくとも何らかの根拠が必要でしょう。
それでも、批判はエフィカシーを下げるので、基本的にはしない方が良いです。
では、批判をしても良い局面はどんな時でしょうか。
一番重要なのは、未来の利益の提示ですね。
批判によって行動が変わり、現状維持よりも将来的に利益を得られるのであれば、批判が価値を持ってきます。
コーチングで言えばゴール設定であり、代替案の提示ということでもあります。
ゴールを見せるだけでも良いことも多いですが、現状を批判することでホメオスタシスを不安定にし、ゴールを書き込みやすくするという技術はあります。
もう一つ大事な視点としては、公の視点ですね。
法律用語で言えば、公共の福祉というものです。
批判をすることで、社会が良くなるのかどうかです。
批判に限らず、この観点を持って行動を選択することで、広い視野で適切な活動ができるようになります。