計算機科学と認知科学

甲斐です。

先日いわゆるSICP『計算機プログラムの構造と解釈』を読んだのですが、かなり認知科学モデルと関係していて面白かったです。

でも、コンピュータというものが、人間の認知活動を代替するものとして発達したということを考えると、当たり前なのかも知れません。

情報処理は、アルゴリズムとデータ構造の2つの側面がありますが、どちらにせよ、<最小単位>を<組み合わせ>て<名付ける>ことの繰り返しなんですね。

情報場と我々が呼んでいるものを、情報処理の世界では環境と言うのですが、これは結局、名前空間ということなんです。

ある名前がどの実体を指し示すのか、ある言葉がどういう意味を持つのか、それは情報場によって決まるということです。

そして、いわゆる気功技術というものは、手続きと解釈できます。

すると、汎用的な気功技術は関数的でないといけない、何らかの情報場に依存していると応用しづらいということが分かってきます。

可能世界論についても、可能世界をどう実装するか、そして無限の可能世界から任意の世界をどう選択するかということが分かって面白かったです。

内部表現書き換え系の技術とプログラミングスキルを両方持ってる人にはオススメです。