甲斐です。
コーチングには現状の外側のジレンマというのがありますね。
ゴールを設定し、臨場感を高めることで、現状の外側だったものが内側になって成功するというのがコーチングの基本的なメカニズムです。
しかし、ゴールは現状の外側に設定しなければいけないのに、現状の外側だから見えないというジレンマがあるわけですね。
ではなぜ設定できるのかというと、現状というものが絶えず変化し続けるものだからということです。
現状認識というのは振り子のように振れるものなんですね。
だから、振り子がどちらかの端に振れた瞬間に今までの現状の外側が垣間見えることがあるわけです。
その瞬間にゴールを設定するわけですね。
ではどうやってその振り子を振るのかという話になってきます。
一つ大事なことは、振り子が振れやすい状態を作っておくということです。
普段やらないことをする機会があればやってみる、人の話を100%鵜呑みにしない、逆に信じられない話も100%否定しない、そして身体をゆるめておく、といったことを習慣化しておくことですね。
もう一つは、抽象度を上げるということ、広い視野、高い視点で物事を考えることを徹底することですね。
パラレルタイムラインのワークなんて典型的ですね。
抽象度を上げることでゴールを見せるということです。