物語形式のノウハウ本の読み方『エンリケ・バリオスの魔法の学校』レビュー

こんにちは!

超情報技術研究所、甲斐由直です。

今回は『エンリケ・バリオスの魔法の学校』のレビューをしたいと思います。

エンリケ・バリオスさん

エンリケさんはチリの作家さんです。

アミ小さな宇宙人』のシリーズなんかが有名かと思います。

この本からも読み解けるのですが、世界観のベースはキリスト教で、もともとカトリックの勉強をされていたようです。

しかし、世界中にたくさんの宗教があることに疑問を持って、全人類に共通する真理のようなものを探している、いわばエラノス会議的な感じの方です。

物語形式のため読むのが面倒?

この本は、読者が天空の寺院で魔法を勉強していくという物語形式で書かれています。

とはいえ、物語としてすごく面白いわけでもないんですよね。

そうすると、実用書形式で要点を解説してほしいと感じる人もいると思います。

また、この本の理論やメソッドは、それほど目新しいものではないんです。

まぁ、普遍的な価値あるものは新しくならないので当然と言えば当然です。

そんなわけで、ある意味、読むのが面倒くさい本とも言えると思います。

物語形式の利点

動画でもそんな話をしています

そんな面倒な物語形式にも利点があります。

それは、言葉以上のものが受け取れる可能性があるということです。

言葉を理解することは、空手の通信教育のようなもので、知ってはいるけど本物にはかなわないんですね。

理論やメソッドとして説明できる以上の、臨場感のようなものが、物語からは受け取れる可能性があるわけです。

実感は薄いかも知れないのですが、その臨場感を得ているかどうかは後々、大きな違いになってくるんですね。

ということで、このような物語形式の本を読むときは、ノウハウにとらわれるのではなく、物語世界に自分が参入しているという臨場感をしっかり持って読むというか、体験することが大切かと思います。

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