火のからだ

甲斐です。

ゆる体操の元ネタの一つと思われる『気の身体術』を読み始めました。

まだ最初しか読んでないですけど、内容が素晴らしいですね。

高岡先生が二回読んだというのも納得で、なぜ自分が今まで読んでいなかったのか不思議です。

しかし、今このタイミングで読むからこそ意味があるというところもありますから、これはこれで最良なんですね。

ゆるんで地芯から立ち上がるセンターに身を任せる、という言葉があります。

達人とは究極的には、ゆるとセンターなんです。

『気の身体術』ではこれを水と火として表現し体現しようとするんですね。

天から地へと流れ落ち水平になる水がゆるで、地から天へと垂直に立ち上る火がセンターです。

特に火のイメージで身体を捉えるのが興味深く、火はだいたい垂直でありながらゆらぐじゃないですか、この感じが動的センター的でいいんですね。

(火の熱性の感じは脳にダメージを与える可能性があるので運動性のみに絞ってイメージした方が良いでしょう)

神道的に言えば火=ヒ=霊であったり、火水=カミであったりするので、個人的には様々なイメージが統合される感じがありました。

このゲシュタルトが統合されるというのが精神の基礎体力的の一つでして、自分の世界観、価値観を情報場の中でどんどん大きく作っていくことは、自分の人生を生きるというところで大変大事なことです。