甲斐です。
最近、基本態句十六句という気功の口訣を研究しています。
基本態という気功の基本姿勢、ありかたを16の句で説明しているものです。
これを空手の三戦の型を素材にして、一挙動ごとに止めて、句を確認していきます。
全部で16の句がありますが、一度に一つだけを集中してやるんですね。
それぐらい集中して稽古すると、基本態の質が上がっていく体験が得られて面白いです。
16句すべてを意識しようとすると、三戦の型に基本態を組み込むことはうまくできるようになりますが、基本態そのものの向上はなかなか難しいのではないかなと思います。
基本態に馴れていくのも良いのですが、基本態の質を上げていくことはもっと大事だということです。
馴れてしまうとそこがコンフォートゾーンになってしまうので、先に進みづらくなってしまうことがあるんですね。
イメージとしてはボルダリングに近いかもしれません。
幾つかのコンフォートゾーンを確保して、その中の一つの要素をゴールに向かって移動させる感じですね。
基本態そのものについては『からだには希望がある』に載っているので興味がある方はご参考まで。