甲斐です。
戦略と戦術という言葉がありますよね。
ある戦いでどうやって勝つかを考えるのが戦術、勝てる戦いをするにはどうするかを考えるのが戦略、と、とりあえずざっくり理解しておきましょう。
兵士や食料、武器弾薬、輸送能力、陣地など、戦いに使えるものを全部ひっくるめてリソースと言います。
与えられたリソースで勝つ方法が戦術で、勝てるリソースを準備して戦場に投入するのが戦略ですね。
ミルトンエリクソンという天才的な催眠療法家がいたのですが、彼のやり方は戦略的と言われています。
行き当たりばったりとも言われますが、催眠に使えるものはなんでも使ったんですね。
そういうと、リソースを使い切るという意味では、戦術的ではないかとも言えますが、何をリソースとするかを決めるという点が戦略的なんです。
誰もリソースだと思っていないものがリソースとして使えることを発見できちゃうんですね。
リソースが変われば戦術の前提が全部ひっくり返ってしまうわけです。
そんな感じで、何か問題が起こった時に、別のものの見方をすれば解決してしまうということが結構あるわけです。
どうやって別の見方をするかと言えば、ゴールからものを見るということです。
現状がゴールの結果を生むとしてものを見るわけですね。
そうすることで、現状に別のリソースを発見できるようになるわけです。