こんにちは甲斐です。
この間、友人のブログに「言葉を丁寧に使う」ということが書かれていました。
ちょっとこの話は難しいと言いますか、まさに丁寧に言葉を使わなければ真意が見えない、という意味でとても面白いなと思い、今日はそんな話をしたいと思います。
「言葉を丁寧に使う」というとどういうイメージがあるでしょうか。
「テメーコノヤロースッゾコラー」みたいないわゆる汚い言葉を使わずに、ですます調で話す、みたいなイメージがあると思います。
それはそれで良いのですが、コーチングと言いますか、超情報場を扱っていく上で必要な「言葉を丁寧に使う」ということは、もっと上の抽象度になってきます。
その一つは、言葉の定義を意識した上で使う、ということです。
自分の言葉をどういう意味で使っているのか、自分自身で分かっていない人が意外と多いのです。
というか、厳密には誰も分かっていないとも言えます。
しかしその精度を上げていくことで、自分のビリーフシステムを客観視し、より高い抽象度から自分自身を見つめることができるというわけです。
より高い抽象度から自分を見れるのであれば、当然自分の心をより上手にマネージメントできるんですね。
もう一つ、他者とのコミュニケーションという文脈では、相手の言葉の意味が自分と違っているということを意識することがとても大事です。
同じ言葉をお互い違う意味で使っているということがほとんどだと思ったほうが良いでしょう。
人それぞれビリーフシステム=心=脳が異なるので当たり前なのですが、意外と見失いがちなポイントです。
すごく乱暴な話をすれば、これを認めることが、仏教で言う中観であるとも言えますね。