言葉を使った抽象度の操作法:庄司和晃『認識の三段階連関理論』レビュー

こんにちは!

超情報技術研究所、甲斐由直です。

庄司和晃さんの『認識の三段階連関理論』という本を読んだのでこのレビューをします。

認識の三段階を使ってわかりやすい話をしよう

認識の三段階ですが、なじみの言葉を使えば抽象度の話なんです。

言葉で表現できるものを3つの抽象度の層で分類するんですね。

そしてこの3段階を行き来することでわかりやすい話や身になる議論ができるわけです。

認識の三段階とは?

下の階層は体験的な段階です。

今日の朝ごはんはパンとゆで卵を食べました、という風な具体的で個別的な段階ですね。

真ん中の階層は比喩的な段階です。

ことわざもそうですし、最近、朝はパンが多いとかもこの辺ですね。

いくつかの経験をまとめた認識です。

上の階層は一般的な段階です。

朝ごはんを食べる人と食べない人がいる、食べない人はいない、とかの論理的な段階ですね。

上の段階で話すと言葉だけで実感がなかったりしてわかりづらかったり、下の段階だけで考えるとそこから発展しなかったりするんですね。

きっかけ言葉を使って三段階を上り下りする

認識の三段階を上り下りする方法が本書ではなかなか画期的でした。

それは「きっかけ言葉」を使うんです。

たとえば……

「たとえば」と言うと真ん中か下の段階に下りられるんですね。

↑下りたでしょ?

逆に「つまり」とか「要するに」とか言えば上に上がります。

コーチングやカウンセリングに応用する

コーチングやカウンセリングで、思考が何かに囚われたままの人がいるときに、認識の段階を変えてみるのも良いですね。

たとえば、収入が増えなくて悩んでいる人がいるとします。

その人に「たとえば、収入を増やす方法は何が考えられますか?」と聞いてみるとかですね。

そうすることで、具体的な道筋が見えるかも知れません。

超情報の抽象度へ

甲斐はこの三段階という言葉の抽象度の上の階層があると考えています。

超情報と呼んでいる領域ですね。

この見えない超情報領域での情報伝達がコミュニケーションの鍵だと思っています。

そして、超情報と相性が良いのが、真ん中の比喩的な段階なんです。

SNSで爆発的に拡散するものは、真ん中の段階の言葉が多いのはそのせいでしょう。

というわけで、上中下の段階を行き来しつつ、真ん中の段階でインパクトを与えていくようなやり方は試してみると良いかも知れませんね。

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