こんにちは!
超情報技術研究所、甲斐由直です。
今日は、相似象について少し書いていきたいと思います。
もくじ
相似象とは
カタカムナ文献でおなじみの楢崎皐月さんが、提唱していた理論です。
簡単に言えば、森羅万象は、大きさは違えど、似た形を表すということですかね。
雲の形と山の形が似ていて、山の形と草木の生え方の形が似ている、みたいな感じです。
相似象とカタカムナ
楢崎さんが、『相似象』という雑誌を出していて、そこでカタカムナを紹介していたため、相似象の理論とごっちゃになってしまいがちです。
カタカムナは、理論としての相似象とそこまで密接な関係はないと考えた方がわかりやすいかなと思います。
ただ、相似象の理論は抽象度が高いので、相似象的な視点からカタカムナを捉えることはできますね。
ただフラクタルということではない
フラクタル構造というものがあります。
部分と全体の形が似ている、というもので、葉の形と木全体の形が似ているみたいな感じで、自然界によく出てきます。
これと相似象は同じかというと微妙で、フラクタルは相似象の一部と考えると良いと思います。
この3次元世界のスケールの違いを超えて、言語と宇宙が似ているとか、こころとからだが似ているとか、相似象の射程は物理空間を超えた次元に及んでいるんですよね。
この相似象の視点を持つと、たとえば神話を一つの解釈で捉えるだけではなく、複数の解釈が折り重なっているように捉えられたりするんです。
おそらく、昔の日本人は、直観的にそういう見方をしていたのではないかなと思っています。