こんにちは!
超情報技術研究所、甲斐由直です。
『武術極意の深ぁ~い話』近藤孝洋著を読んだのですが、これが本当に深ぁ〜い話でとても興味深かったので、レビューしていきます。
もくじ
イメージで動きを変える外勁
いくつもの興味深い話があったのですが、ひとつご紹介すると、外勁の話があります。
例えば正拳突きをするとします。
正拳突きの時には引き手を取りますよね。その引き手が壁にぶつかったかのようにイメージして、急停止させるんです。あたかもパントマイムのようにです。
すると、反対側の突きが異様に伸びるんですね。
自分の予想を超えることをする
ここで重要なのは突きを伸ばそうとして、伸ばしてるわけではないということです。
やったのは、イメージを用いて引き手を止めただけです。
突き自体は操作していないのに、勝手に動きが変化してしまうということですね。
これは、つまり自分の予想した動きを超えた動きを勝手にしてしまうと言えます。
壁をイメージすることで、こころの中の状況設定を変えたんですよね。
状況を変えることで、自分の予想を越えた動きを生み出すんです。
自分の予想を超えてしまうのであれば、相手の予想も超えてしまうわけですね。
それは有効な攻撃手段になるに決まっています。
『武術極意の深ぁ~い話』に書かれている武術の極意というのは、だいたいこんな感じですね。
自分の顕在意識の予想を超えた動きをどうやって引き出すのか?ということが中心で、面白いですよ。
自分の予想は現状の延長
コーチングの理論で言えば、自分の予想というのは、現状の延長なんですよ。
現状の延長にない未来を作るために、イメージを使うんですね。
本当の意味で現状を超える未来は、思いもしないところにあるというわけです。
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