甲斐です。
この間言霊の本を読んでいてちょっとおもしろい話がありました。
意識状態を3つにわけて捉える考え方で、不安系、当たり前系、感謝系と分けるんですね。
当たり前系は、普通の状態で、何かをしようとするなら計画を立てて頑張る状態です。
不安系は、不安感に行動が支配される状態です。
感謝系は、感謝の気持ちを持って、リラックスして物事に当たる状態ですね。
で、不安系を減らして、感謝系を増やしていこうというのが基本的なお話です。
現代では不安感、恐怖感はほとんど必要がなくて、例えばお金がなくても生活保護を申請すれば生きていけるわけです。
不安や恐怖を感じるのはほとんど洗脳なんですね。
これはコーチングの基本的な理論でもあります。
そして、この不安系の対極にあるのが感謝系というのがおもしろいのです。
コーチングで言うエフィカシーを高めることをしていくと、なんとなく自分で全てを実現できるという、言わば傲慢な意識状態になりがちなんですね。
それでもエフィカシーが低いよりは遥かにマシなので、それはそれで良いのです。
が、その先に感謝系の世界があるわけです。
エフィカシーの定義はゴールを達成できるという確信の度合いです。
それって別に自分だけの力でなくても良いわけですよ。
周囲の人達の協力が得られてゴール達成できるという確信、さらには、なぜだか分からないけど宇宙の何かのはたらきによってゴールが達成できてしまうという確信でも良いわけです。
それって感謝の世界なんですよ。
そして、それが意識状態だというのも面白くて、何かに感謝しましょう、ということではなくて、なるべく長い時間、感謝モードのありようでいましょうということなんですね。
how to doではなくwhat to beですね。
自分の意識状態を監視するというのはコーチングはセルフトークというのですが、自分の意識状態を監視するのは、もう一つ本質的なことだと思いました。