甲斐です。
フースラーメソッドの本を読んだのですが、これとんでもない本です。
発声、歌に関する思い込み、ビリーフシステムを破壊する一冊ですね。
フースラーというと声楽の世界の発声法というイメージですが、声楽という枠では全然収まらない。
声楽どころか歌という枠でも収まらないのです。
人間が声を出すということを網羅し、一つ上の抽象度から方法論を作り出しているのがわかります。
歌として使える使えないという話の外側に視点があるんですよね。
その上で歌として使えるところの方法論になんとか収めているというスケールの大きさがあります。
歌や発声に興味がなくても付属のDVDを見れば声の可能性の想像以上の大きさに驚けるのではないかなと思います。