均等という技

甲斐です。

「均等」というキーワードを最近研究しています。

均等、均衡、中庸、バランス、不偏……

ヒーリングタッチもそうでしたが、とにかく何か二つのものを均等に意識することで滞りが解消されるという感覚があるんですね。

意識に上げる情報量を等しくする感じです。

東洋医学の考え方では、病というのは気が偏っているから起こるんです。

気が過剰だったり、不足していたり、ということですね。

この気を意識と読みかえるとわかりやすいかと思います。

ところで、ここで病というのは、西洋医学でいう病気に限らず、もっと広く繊細なものですね。

江戸時代の剣術の極意書に、病を取り去れば強くなるというようなことが書いてあるものがあるのですが、自分を弱くする病にかかっているということなんですね。

それは意識の偏りであるというわけです。