こんにちは!
超情報技術研究所、甲斐由直です。
今回は、先日刊行された高岡英夫・松井浩共著『サッカー球軸トレーニング』から、宮本武蔵の観の目について研究していきます。
もくじ
球軸とは?
『サッカー球軸トレーニング』における球軸は、サッカーに限らず、球技におけるパフォーマンスの根本的な部分を支える身体意識です。
正確な概念はわかりませんが、狭い意味ですと、ボールの重心から重力の方向を捉えた軸と考えて良いと思います。
その軸が身体意識レベルで、つまり無意識にいつでも感じちゃうレベルまで鍛え上げるためのトレーニングが『サッカー球軸トレーニング』には、死ぬほど詰まっています。
しかも、もっと基本である、からだをゆるめましょうとか、腿裏を使いましょうみたいな話をほぼすっ飛ばしているんです。
そういう地味なことは置いといて、球軸のトレーニングをめちゃくちゃたくさん紹介しているというエッジが効きまくった本でしたね。
センターからトレーニングすること
ただ、より基礎的なトレーニングをしないからといって、ダメかというと、そうではないと思うんですよね。
球軸のトレーニングは、そのまま自分の中心軸であるセンターのトレーニングにもなるんです。
そして、センターを作っていけば、裏腿は使えてくるし、ある程度トレーニングの中で、ゆるむということも実現されるというわけです。
というわけで、このくらいの応用レベルから入って、より基礎に行くというのも良いかなと思います。
特にサッカーに取り組んでいる若い年代なら、そもそもゆるんでるわけですからね。
観の目のトレーニング法
宮本武蔵が『五輪書』の中で書いていた観の目という言葉があります。
実戦では、ひとつのものに囚われて見る、見の目ではなく、全体を一度に見る、観の目が大事だという話ですね。
『サッカー球軸トレーニング』では、ビュー軸という名前で紹介されています。
やり方そのものは何のことはなくて、対象を見ながらセンターを意識化していくだけです。
しかしこれ、かなり深いトレーニングで、かつ、球技とか関係なく応用できるので、ゆるトレーニングを取り入れている人なら、日常に取り入れるべきものかなと思います。
楽譜と楽器を観の目で捉えるとか、料理するならもっとたくさん意識するものがありますし、まぁいろいろできますよね。
結構オススメですよ。
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