道具を見立てる

こんにちは!

超情報技術研究所、甲斐由直です。

今日は、物理世界の道具とこころの世界への影響についてです。

祭祀の道具に意味はない

宗教儀式では、道具を使いますよね。

神道なら御幣、榊、瓶子、水器など、密教だと法具とか、キリスト教だと十字架とかですかね。

これらは通常、実体として意味があるものではないです。

こころの世界において、意味づけられているものなんですね。

見立てが本質

儀式の道具の意味づけは絶対的なものではありません。

しかし、物理的な機能と無関係でもないんです。

物理的な機能が心理的な機能と比喩的に関係しているんですね。

たとえば、神道の御幣や紙垂は雷を表していて、これが邪気を吹き飛ばすイメージであったり、電波のアンテナのようなイメージとかが出てくるわけです。

人のこころの世界を道具立てすることで物理空間に見立てるんですね。

コーチングの道具

コーチングでは道具立てということを普通はしません。

しかし、実はあった方が介入しやすいんですよね。

また、どんな質問をするのか決まっているタイプのコーチングなどは、その質問が道具とも言えます。

決まった型については、苫米地博士は批判的に言っていますが、それは固定化してしまうことに対する警鐘で、相対化して使うぶんには効果的です。

超情報技術研究所のコーチングは、とくに道具は使いませんが、こころの世界にはたくさんの道具がスタンバイしています。

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