三角形

甲斐です。

サッカー界で三角形を作ってパスを回すという言い回しがありますよね。

あれ、意味わかんなくないですか?

人が三人いたらどうやっても三角形できるわ!

と、小学生レベルの幾何学の知識があれば考えると思うんだけど、そうならないのはなぜなんでしょうか。

まぁ、一直線に並んだ時だけ三角形にならないのでそれを戒めてるってだけなんですかねぇ。

それなら三角形なんて言葉を使わないで、並ばないようにするって言えばいいだけじゃないですか。

KAIが再定義すると、サッカー界で言う三角形とは、ボールホルダーの斜め前(あるいは斜め後ろ)の左右の適切な距離にポジショニングしよう、ということですよ。

そうすると攻撃的なパスが左右二択の見合いになって一人では両方を守り切れなくなるんですね。

サッカーの身体使いで、脚で三角形を作るみたいなこと言ってる人もいて、言葉を雑に使いすぎだろうと思っています。

基本的には、一般的に使われている言葉を別の定義で使うべきじゃないということですね。

独自の概念には造語を用意した方が良いです。

そこでネーミングセンスが重要なんですよ。

きちんとした定義がありつつ、語感からなんとなくの意味がイメージできる言葉を作るということですね。

それによって、先人の知識と自分のアイデアがどう組み合わされているのかハッキリと分かるようになるわけです。

これは抽象度の高さのバロメーターでもありますし、抽象度を上げるトレーニングでもあります。