こんにちは!
超情報技術研究所、甲斐由直です。
今回はレオン・サリラさんの『魔術師のトート・タロット』のレビューとアレイスター・クロウリーについて研究していきます。
もくじ
魔術師アレイスター・クロウリー
アレイスター・クロウリーは、20世紀で最も有名な魔術師かと思います。
当時の価値観からすると、かなり尖った発言をしていたため悪人と評されていますが、甲斐はかなり好きな人物です。
反体制的というか、何かに属することが苦手なタイプなのだと思っていて、そのへんに共感しているのかも知れません。
クロウリーの作ったタロットカード
今回取り上げるトートタロットは、このアレイスター・クロウリーがアイデアを出して、フリーダ・ハリスという人が絵を描いたタロットなんですね。
記号主義的で、星座、惑星、ヘブライ語、エジプトの神々などの魔術的な象徴が多く描かれている面白いカードです。
甲斐は占術はあまりやらないのですが、クロウリーと同じくトート・タロットはなんとなく好きなんですよね。
『魔術師のトート・タロット』は邪道か?
トート・タロットの本は、一般的なウェイト版とくらべると少ないのですが、書店で面白い本を見つけました。
それが『魔術師のトート・タロット』です。
この本は、クロウリーの世界観を独自に拡張しているんですよね。
例えば、22枚のアテュを5枚ずつ4元素に配置し、残りの2枚を主客の象徴としているんです。
これは個人的にはなかなか分かりやすく、感覚的に意味を取りやすいように思っています。
ただ、だいぶクロウリーの『トートの書』から離れているため、邪道と言う人ももちろんいるのだろうと思います。
しかし、逆説的ですが、これこそがクロウリーっぽいかなとも思うんですよね。
クロウリーも黄金の夜明け団という魔術結社から飛び出して、独自の思想を元にタロットを新たに再構築したわけじゃないですか。
それと同じかなと。
結局、自分の中に巨大な情報の構造があるかどうかが重要なんですよね。
何が正しい、間違っているということは究極的にはなくて、自分が正しいと思う道を自分の人生で表現すれば良いんです。
甲斐がクロウリーに共感するのは、そうやって自己の宇宙を肯定して生きるという、自由な精神が好きなんでしょうね。
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