火と水を統合して神をつかむ

こんにちは!

超情報技術研究所、甲斐由直です。

今回は、神道で重要な象徴となっている火と水と、物理的な運動について研究していきます。

両極端の象徴としての火と水

神道の世界では、火と水という2つの象徴を対立するものとして扱っています。

熱いものと冷たいもの。

垂直に立ち上がるものと、落下して水平になるもの。

そういったイメージの対立があるんですね。

そして、この両極端な2つの極みを統合することが神であるということなんですね。

火(カ)水(ミ)です。

太極と陰陽

これは、中国で言えば陰陽の思想ですね。

宇宙の根源に太極というものがあって、それが陰陽に分かれます。

さらに、分かれた陰陽それぞれが細かい陰陽に分かれていくということを繰り返し、森羅万象が生まれているという思想ですね。

ポイントは、陰陽はいたるところにあって、大きな陰陽もあれば、小さな陰陽もあるということです。

これはこころの認知作用の話なんですよね。

人間が何かを認知するとき、このような陰陽の巨大な対立構造の中でものごとを捉えているんです。

直交性とエネルギー

神道の火と水や陰陽の考え方は、単純な対立だけでなく、直交性である場合もあります。

直交性というのは、お互いが関係しない軸のことですね。

垂直と水平、年齢と性別、学年と教科、時間と空間、みたいなことです。

火には垂直なイメージがありますが、これは重力落下でもあり、加速運動を意味させることができます。

水の水平のイメージは、等速運動ですね。

動いているものと止まっているものを対立させたくなりますが、同じ運動でも、加速運動と等速運動は直交していると考えられるんですね。

これによって身体運動の世界でも、2つの運動性を統合し、神の領域を表現するということが可能になってくるんですね。

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