ディープラーニング

甲斐です。

この間Googleの囲碁プログラムが人間のトップに勝ったという話を聞いて驚きました。

5戦したということなので、おそらく制限時間短めの対局なのでしょうが、すごいことです。

KAIはモンテカルロ囲碁のプログラムを書いてみたことがあるので、コンピュータ囲碁について実はちょっと詳しいのです。

囲碁は完全情報ゲームといって、プレイヤーに全ての情報が明かされているゲームですから、マシンパワーさえあれば最善手を見つけられるのですが、その探索空間がものすごく広いためになかなか強くなりませんでした。

だいたいアマチュアの級位者ぐらいですしたね。

それが2006年ぐらいだったかと思うのですが、モンテカルロ木探索という手法が洗練されてきて一気にアマチュアの段位者クラスまで強くなったんです。

そして今回突然プロトップクラスというジャンプアップですから、驚きですね。

肉体労働が機械に取って代わられ、知性を必要とする仕事もどんどんコンピュータに取って代わられる、そんな流れがますます加速していきそうです。

機械が仕事をしてしまうと労働者の労働が生産であるという現代の経済の原則が通用しなくなってしまいます。

機械の進歩が人間を助け、人間がより人間らしく自在に生きれる社会を作っていきたいですね。