コーチング理論で売れる商品を開発する

こんにちは!

超情報技術研究所、甲斐由直です。

この間マーケティングを勉強してきたのですが、コーチングとマーケティングにはかなり共通するロジックがあると感じたので、今日はその話です。

マーケティングはコンテキストの操作

モノを売る上で大事なのは、モノそのものではないんです。

優れたモノでも競合より売れないということっていくらでもありますよね。

では、売れるかどうかの違いを生み出すものはなんでしょうか?

それは、コンテキスト、つまり文脈ですね。

売りたいモノをお客さんのコンテキスト上で、どこに位置づけるかということです。

最初から、売りたいモノの素晴らしさをアピールするという発想だといけないんです。

これは、商品開発者のコンテキストなんですよね。

ライザップのコンテキスト

コンテキストの話で、よく例にあがるのは、ライザップです。

ライザップは、商品そのものとしては、食事やトレーニングの提供なんですよ。

開発者のコンテキストで食事やトレーニングをアピールしようとすると、いかに良いノウハウがあるかとか、どんな機器があるのかとか、そういう話になると思います。

しかし、お客さんはそんなことは気にしていないんですね。

体重が減るの?キレイ、またはカッコいいからだになれるの?ということがお客さんは気になっているわけです。

それで「結果にコミットする」ということを前面に押し出して、あれだけヒットしたわけです。

食事やトレーニングそのものに興味がある、トレーニングマニアのような人に向いたコンテキストではないんですね。

つまり、どんなお客さんがどう変化するのかをまず定義して、そこに売りたいモノを組み込んでいくわけです。

コーチングは未来のコンテキストで考える

コーチングでは、コーチは相手のためを100%考えます。

これは、マーケティングでお客さんのことを100%考えることと全く同じですね。

そして自分の現状を起点に考えるのではなく、ゴールを先に決めてそこへ向けて全てを動かしていくというのも一緒です。

ゴールを起点にして、商品を売れる文脈で捉え直すのがマーケティングであり、クライアントが成功する文脈で捉え直すのがコーチングなんですね。

商品の良さやクライアントの能力は材料にすぎないということですね。

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