KAI流、任脈呼吸法

甲斐です。

昔作った呼吸法で任脈呼吸法というものがあるのですが、これを最近よく使っています。

これがなかなか効果的で、ゆる体操でパーツごとにゆるめた身体をまとめるのに便利です。

本当はセンターがその役目を担うのが良いのでしょうが、難易度に相当違いがあると思うので、とりあえず任脈で良いかなという感じです。

この呼吸法がうまくできるかどうかで、自分が緊張しているのかどうかを確認したり、緊張していればそれをゆるめたり、ということが簡単にできるので良いですよ。

コーチング的に言えば、事に臨んで緊張しているということはエフィカシーが下がっているということですから、呼吸法一発でエフィカシーを上げるということです。

というわけで、このブログの読者のみなさんには特別にシェアしますね。

任脈というのは経絡の一種で身体の前面の正中線上を流れているとされています。

このライン上には3つの骨で4つの筋肉群が分かれて存在しています。

骨は上から下顎の骨〜舌骨(のどぼとけ)〜胸骨〜恥骨〜尾骨です。

気功の理論では尾骨の突端は督脈の始まりなのですが、この呼吸法では下顎の下から尾骨の突端までを任脈としておきます。気になる方は別の名前をつけてください。

下顎の骨と尾骨の間の3つの骨で筋肉が分断されているのは確認できるでしょうか?

基本的に呼吸で動くのはこの筋肉なんですね。

で、息を吸う時にこれら4つの筋肉が伸びる、広がる、吐くときには縮む、ということを、4つの筋肉それぞれでまずやってみて欲しいんです。

それぞれの骨の突端を触ると意識しやすいですね。

下顎とのどぼとけの間の筋肉が呼吸とともに伸び縮みする〜

のどぼとけと胸骨の間の筋肉が呼吸とともに伸び縮みする〜

胸骨と恥骨の間の筋肉が呼吸とともに伸び縮みする〜

恥骨と尾骨の間の筋肉が呼吸とともに伸び縮みする〜

と、まぁこれが分かる、できることが任脈呼吸法をするための前提です。

ここまでできれば簡単で、任脈呼吸法は、この4つの筋肉を均等に、呼吸とともに動かす、というだけですね。

緊張状態ですと、どこかだけが動いて全てが連携しない、筋肉連動の流れがない、ということになるので、それを動かしちゃう、要はそれだけです。

自分の中の流れが良くなることで周りにも良い流れを生み出せるようになる、というのが理想です。

興味があればやってみてくださいねー