絵を描ける人と描けない人の違い

甲斐です。

絵って描ける人と描けない人がいるじゃないですか。

描けないというか、下手な人というか、練習したいと思わないと言うか、そもそも絵を描くのが楽しいと思えない人ですね。

下手でも絵を描くのが楽しい人は、いずれ上手くなるんですよ。描くから。

まぁそれでプロになるかどうかというのは別の話として、そういうもんでしょう。

ともかく、絵を描くのが楽しい人と楽しくない人がいると。

KAIも楽しくない側だったわけですが、つい最近、楽しい側に移ったんですね。

そこで何があったのか、気になりますよね。

簡単に言えば、共感覚的に絵を扱うようにしたということです。

共感覚というのは、音を聞いたら光に見えるとか、文字に色がついて見えるとか、視覚、聴覚、触覚といった感覚のチャネルが混線することです。

絵を描く時に、三次元のものを認識するチャネルと二次元のものを認識するチャネルを混線させるんですね。

これが単純な視覚情報だけではないというのが重要なんですよ。

少なくとも触覚のチャネルは使っていて、聴覚も使っているかもしれませんが、描く対象を臨場感をもって感じるわけですね。

絵を描くという行為は、その臨場感を部分的にですが、紙に写し取る作業と言えるでしょう。

だから、単純に視覚情報を紙にコピーすることとは違うわけです。

そして、描きたい臨場感が好きなものであれば、それを精細に感じていく作業ですから、楽しいに決まっているというわけです。

また、絵を描く人の中にもこのような臨場感が弱い人、臨場感を感じるのを忘れてしまっている人もいると思っていて、描けるけど描くのが辛いというようなことが起こるのかなとも思います。