つながりが弱い人は両義的反転で相手の視点になることを超えよう

こんにちは!

超情報技術研究所、甲斐由直です。

相手の視点になることで、相手とつながるテクニックがありますが、それを超えたつながり感というものがあるんです。
今日は『身体調整の人間学』にも紹介されていた、両義的反転という感覚の重要性を話します。

両義的反転とは

ルビンの壺ってありますよね。

白黒の絵で、白に注目すると壺、黒に注目すると2人の顔に見えるというものです。

このように同じものが2つの意味にとれることを、両義性と言います。

このどっちが見えてるのかが反転することを両義的反転と呼びます。

身体接触における両義性

身体接触においても両義的反転が起こるというのが『身体調整の人間学』で書かれています。

どんな感覚か一人でできる実験があります。

自分の左腕を右手に掴むとすると、その時に右手が左手を掴んでるという感覚と、左手が掴まれているという感覚の2つが感じられるわけです。

これが両義性です。

他人に腕を掴まれても、掴まれているという感覚と、掴ませているという感覚があるんですね。

コミュニケーションにおける両義性

コミュニケーションという点では、例えば、自分が相手に向かって話しているという感覚と、相手が自分の話を聞いているという感覚があるわけです。

相手の立場に立って考えるという言い方があります。

これは、自分の視点から相手の考えを読むことと、相手の視点になることの違いで、これも両義的反転ですね。

もちろん、相手の視点になってしまった方が上手くいくわけです。

これは、ミラーニューロンを働かせて情報場を共有するということでもありますし、同じ事柄を別の視点で見るという観自在ということでもあります。

両義的反転を超える

ルビンの壺に少し戻ります。

通常、壺に見えるときは2人の顔は消え、顔に見えるときは壺は見えない、と思うんです。

両義的なものは、同時に成立しづらいということです。

しかし、この難しいことを、同時に成立させちゃう感覚を作るんですね。

この感覚ができると、単に相手の立場に立つ感覚でいるよりも、より深い介入ができるんです。

2人の関係を俯瞰している、抽象度の高い視点から介入しているからですね。

超情報技術研究所では、このような技術を駆使して、みなさんのこころを書き換えております。

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