直感と反応

甲斐です。

直感に素直に従うことを直感的行動、外的な刺激に反応して思わず何かをしてしまうことを反応的行動とするならば、直感的行動と反応的行動は似ています。

どちらも身体に任せて行動するということでは同じですし、直感も何らかの外的刺激をきっかけとすることが多いですね。

しかし、反応的行動はあまり良い結果を生みません。

なので、反応的行動は一旦抑えて、一手待ってから動き出したほうが良いことが多いです。

難しいのは、直感的行動と反応的行動の違いをどう判別するか、ですね。

簡単に言えばIQが下がっているかどうかですが、それをどう認識するかです。

一つは情動が過剰にあるかどうかです。

一番簡単なのは、恐れや怒り、fight or flightですね。

恐れや怒りを感じて行動しようとしている時は、まずその情動を処理して、IQを戻したほうが良いでしょう。

難しいのは、欲に駆られた行動です。

直感的に利益を取りに行きたいのか、欲に駆られて動いてるのか、直感的な行動を取ることに恐れを抱いているのか、なんだかわけが分からなくなってくることが多いわけですね。

しかし、基本は同じで、IQが下がっているかどうかを確認するわけです。

逆に言えば情動の状態ですね。

直感的行動もIQが低そうですが、こちらはIQが高い状態で理屈を使わない判断をするということですね。

もう一つは、身体的な状態です。

リラックスして判断しているのか、ですね。

リラックス状態では情動は落ち着き、IQが上がっています。

情動でもリラックス状態でも、常日頃から身心に意識を向けて、状態を観察しておくことが大事です。

ヴィパッサナー瞑想の意義も、一つはこのあたりにあるのではないでしょうか。