演劇と情報的身体の階層性

甲斐です。

最近は、情報的身体の階層性の論理が興味深いですね。

神智学的のメンタル体、アストラル体、エーテル体と対応すると思いますが、思考層、感情層、感覚層と呼んでおくことにします。

この3つの階層のなかでは思考層がもっとも抽象度が高く、感覚層が低い。真ん中が感情層ですね。

物事を現実化するには感覚層に臨場感を形成する必要があります。

ロシアの演劇家でマイケルチェーホフという人がいるのですが、チェーホフの『演技者へ!』という本がかなり参考になります。

感覚層の臨場感をアトモスフィアと表現しているんですね。

そしてこのアトモスフィアの操作が俳優にとって極めて重要な能力であると言っています。

このアトモスフィア操作能力を高める練習方法がいくつか紹介されています。

一つは、実生活の中でアトモスフィアを観察すること。

一つの場面を様々なアトモスフィアでやってみること。

場面と無関係にアトモスフィアを作ってみること。

などなどですが、これはかなり強力な臨場感操作の訓練になると思います。