体重移動を急に止めると威力が生まれるのウソ

甲斐です。

急停止の理論というのがあります。

野球のバッティングでも格闘技の突きでも良いのですが、体重移動を途中で急に止めることで威力がアップするというものですね。

これがあたかも、車を急停止させると中の人や物が窓ガラスを突き破るぐらいの威力で飛び出す、と説明するわけです。

ただこれ、KAIはちょっと間違ってると思っています。

だって、飛び出してきた人にぶつかるより、急停止しない車にそのままひかれた方がヤバイでしょう?

これ、なにが間違っているかというと、剛体として捉えているところに間違いがあるわけですね。

急停止で威力が上がるというのは、むしろ鞭の動きのような話なんですよ。

鞭って、手元を少し動かすと先端が大きく動きますよね。

身体を適切に脱力して鞭のように使うと少しの力で大きな威力が出るというのはそういうことです。

で、鞭の先端を加速する時って、途中で鋭く手元を引きませんか?

加速する向きと逆に手元を動かすと、加速しちゃうんですね。

これが急停止の意味合いで、体重移動の威力ももちろんあるのですが、それプラス、逆向きの運動量を与えて加速するわけです。

だから、急停止で威力を上げるには、鞭のように身体を使うという前提があるんですね。

身体を固めて剛体として使うのであれば、急停止なんかせずに全体重そのまま突っ込んでいった方が実は威力があるわけです。